こんにちは、およげないペンギン、ぺんぎんママです。

ぺんぎんママは泳げませんが、少し走ります。
2023年、2024年は地元・京都の「京都マラソン」に参加しました。
今年はエントリーしていませんが、街中や河川敷などでランニングしている人を見ると

「京都マラソン出はるんかなー」
なんてちょっと親近感を感じたりしています。
「京都マラソン2026」に参加する人、中でも
「京都マラソン初めて!」
「初めてのフルマラソン挑戦なんだけど・・・」
という方のために、過去2回京都マラソンを完走したぺんぎんママが、コースのおすすめポイントと難所の攻略方法を解説します。
フルマラソンに初めて挑戦!
本当に走り切れる?どれくらい練習したらいいの?本番ってどんな感じ?
初めてのフルマラソンを完走するためのポイントをまとめました♪
京都マラソン2026 概要
開催日時:2026年 (令和8年)2月15日(日)
スタート地点:たけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園内)
ゴール地点:平安神宮前
スタート:9時00分~
制限時間:6時間(その他関門あり)
参加費用:17,500円(国内の方)※別途事務手数料がかかる場合があります
ランナー受付:2026年 2月13日(金)・ 2月14日(土) 京都市勧業館 みやこめっせにて
メインとなる42.195kmのフルマラソンのほかに、6.1kmの車いす競技、ペア駅伝も同日に実施されます。
フルマラソンの定員は16,000名。
制限時間は6時間ですが、16,000人が一斉にスタートするので整列するブロックが後ろの方だとスタートするまでに10~15分くらいのタイムロスが生じます。
スタートしてからしばらくの間は人人人の大渋滞なので走るのもゆっくりになります。
途中の給水や給食、トイレに立ち寄る可能性なども考えると、フルマラソンを5時間半以内で走れると安心ですね。
参加費用の17,500円は国内在住の方のフルマラソンの料金です。
海外の方は30,000円となっています。
その他、ペア駅伝は1組30,000円、車いす競技は3,000円となっています。
(別途事務手数料がかかります)
ランナー受付は当日ではなく事前受付制。
前々日~前日の金曜日と土曜日にゴール地点の平安神宮にほど近い「京都勧業館 みやこめっせ」にて受付を行います。
オフィシャルグッズやTシャツなどの販売も行われているため、気になるアイテムがある場合は早めの受付がおすすめです。
特にTシャツの人気デザインのものはサイズによっては早期に売り切れてしまうものも。
当然土曜日の受付の方が混みあうので、可能な人は金曜日に行くと各ブースをゆっくり見て回れます。
京都マラソン コース紹介
京都マラソン コース概要
スタート地点のたけびしスタジアムを出て、5kmにさしかかる手前くらいで桂川沿いに出ます。
川沿いを2kmほど走り、嵐山の名所「渡月橋」の手前を右折します。
嵐山を過ぎ、一条通に出て少し進むと左手に「広沢の池」が望めます。
「きぬかけの路」の坂を頑張って走っていると、約11kmの地点左手に世界遺産「仁和寺」が現れます。
きぬかけの路を越えると少し走って西大路通に出ます。
ここももう少し登り坂が続くので頑張りましょう。
その後北へと進み、京都を代表する川「鴨川」沿いに出ます。
西賀茂橋で折り返し、川沿いを下ってから北山通りに入ります。
京都マラソンの中では一番長い折り返し区間となりますが、まだ中盤でコースも比較的フラットなので楽しんで走りたいところ。
北山通りの途中では府立植物園の中を走ります。
植物園の中にはペア駅伝の中継地点が設けられています。
北山通りを通り過ぎると、再度鴨川沿いへ。
地元の方は普段のランニングコースにされている方も多いのではないでしょうか。
数kmにわたって河川敷を走った後は丸太町通に出ます。
京都御所の前を走る折り返しコースです。
その後京都市役所前へ向かい、また折り返して再度北へ。
京都大学前を目指します。
この辺りまで来ると残りは少し。
沿道からも「もう少し!」「あとちょっと!」の声がかかります。
ラストは東大路通を走って目指すはゴールの平安神宮。
大鳥居が迎えてくれます。
ここが楽しい!京都マラソン5つの魅力
世界遺産からの力強い応援
約11km地点、世界遺産「仁和寺」の仁王門前では、お坊さんたちが迫力満点の応援でランナーに力を与えてくれます。
ここは登り坂の終盤で心が折れそうになるポイントだけに、元気をもらえること間違いなし!
その他、嵐山・渡月橋の景色や、風が穏やかな時は水面に木々が美しく映える広沢の池など、風光明媚な京都の景色を楽しむこともできます。
有名駅伝コースを体験
西大路通、丸太町通、東大路通などは、全国高校駅伝や皇后杯(全国女子駅伝)といった有名駅伝大会で使われるコースにもなっている道です。
アスリートたちが走るのと同じ有名なコースを走れるのも楽しみの一つです。
京都ならでは!舞妓さんが応援してくれる
府立植物園の中を走る珍しいコースを体験できます。
植物園の中では、舞妓さんが「あめちゃん」を配りながら応援してくれています。
タイムにこだわらないなら一緒に写真を撮ってもよい記念になりますね。
京の味覚も!お楽しみのエイドメニュー
定番のバナナやチョコに加え、「生八つ橋」や「千寿せんべい」といった京都マラソンならではの給食が楽しめます。
鴨川沿いにはイチゴやミニトマトなど、気分をリフレッシュさせてくれるメニューも。
長丁場のエネルギー補給としてはもちろん、京の味覚巡りとしてエイドに立ち寄るのも楽しいです。
※エイドの内容は開催年度で変更の可能性があります
途切れない沿道の熱い応援
スタートからゴールまで、沿道からの応援が途切れることがありません。
太鼓やダンスのパフォーマンス隊があったり、ボランティアの方々や沿道の一般の方の熱い応援が力を与えてくれます。
またエントリーの際に申請すると、有料でナンバーゼッケンに名前(ニックネーム)を入れてもらえます。
名前の入ったゼッケンをしていると応援の人が名前で呼んでくれるのでさらに元気が出ます。
難関ポイントと攻略方法
きぬかけの路
京都マラソンの一番の難所は何といっても「きぬかけの路」。
序盤の8kmあたりから12、3kmあたりまでの登りが厳しいです。
高低差は約50m。


まだ前半1/4くらいの位置なので比較的体力は残っているため、頑張って走ろうとしてしまいがちですが、ここで無理をしてしまうと30kmを越えたあたりで足が動かなくなります。
まだまだ先は長いので、ここで無理はせずに少しペースを落とすのも手です。
終盤にもう一度少し登りがありますが、一番高低差が大きいのはこの区間。
ここを過ぎれば比較的平坦な道が多いので、無理せずに乗り切りましょう。
折り返しが多い
京都マラソンはコースの特性上、折り返しが多いです。
前半はひたすら先を目指すのみ…!ですが、中盤からのコースは折り返しの連続になります。
特に中盤20km過ぎからの北山通りは長いです。
折り返しコースの途中にも折り返し(下賀茂本通)があり、「植物園まだ~?!」ってなります。
後半の――川端通・丸太町通・河原町通・今出川通――にも連続で折り返しがあります。
初めて走るコースでの折り返しは、見えないゴールまでの道のりに心が折られそうにもなりますが、向かい側を走るランナーとすれ違うことができるのはメリットでもあります。
刺激をもらって「自分も頑張ろう」と思えたり、「〇〇さんと会えるかな?」と探しながら走ることが辛さを紛らせたりもします。
「折り返したらさっきのところまであと〇kmだ!」と具体的な距離をイメージしながら走って乗り切りましょう!
40km手前での登り坂
最後の折り返しコースとなる今出川通は、往路が高低差約30mの登りになっています。
しばらく下り基調~平坦な道を走ってきて、40km地点での登り坂は本当につらいですが、ここは踏ん張りどころ。
この登り坂(今出川通)の手前、およそ35km~38kmの平坦区間で、最後のエネルギー補給(エネルギージェルなど)をしておくのがおすすめです。
ここまで来るとかなり多くの人が歩いています。
(※ゴールタイム約5時間半~くらいで走ったぺんぎんママの印象です)
登り坂に入ったら、腕をしっかり振って足を前に出すリズムを意識しましょう。
「この坂を登り切ったら、あとはゴールへ向かうだけ!」と自分に言い聞かせ、最後の力を振り絞って、なんとか足を前に進めます。
沿道でも「もう少し!」「ナイスラン!」とたくさんの人が応援してくれています。
応援の力も借りて、足を止めずに進み続けることが完走への最後のポイントです。
初めて京都マラソンに参加する方へ
京都マラソンは、高低差や折り返しといった難関もありますが、世界遺産や京の風情を感じながら、熱い応援に背中を押されて走れる、魅力的なマラソン大会です。
記録を狙うことよりも、ぜひ京都らしさを五感で味わいながら、42.195kmの旅を楽しんで完走してもらえたらと思います!





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