こんにちは、およげないペンギン、ぺんぎんママです。

先日、FP3級の試験を受けに行ってきました。
結果は無事合格。
勉強を始めたきっかけは、リベ大YouTubeで両学長が「簿記3級とFP3級は小金持ち山に登るための必須知識」(ちょっと言葉は違うかもですが)と言われていたのを聞いたこと。
簿記3級はすでに取得していたので、FPかぁ…どんな知識なんだろう?と興味を持ちました。
少し調べてみると、リベ大動画で日々学んでいるお金の知識がかなり重複した内容になっていそうな感じ。
お金の勉強は楽しいし、自分の生活にも活かせそうな内容が多いと感じたので、FP3級にチャレンジしてみることにしました。
今回実際に勉強し、試験を受けに行って合格するまでの流れや、
そもそもFP3級ってどんな資格?
試験の方法は?
など、体験記として紹介します。
興味はあるけどチャレンジするか迷っている方、どうやって勉強したらいいのか分からない方の参考になれば幸いです。
FP3級ってどんな資格?
FP3級でできること
FP(ファイナンシャルプランナー)は保険や税金、金融資産運用などの幅広いお金の知識をもとに、収入・資産の状況などから家計の見直しを行ったり、結婚・出産などのライフイベントを考慮して長い目で見た総合的な資金計画のサポートを行うお金の専門家です。
3級は入門編なのでファイナンシャルプランナーとして独立して仕事をするのは難しいでしょう。
でもFP3級の試験範囲は意外と広く「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理(保険分野)」「金融資産運用」「タックスプランニング(税金分野)」「不動産」「相続・事業継承」といった6分野の基礎知識を身につけることができます。
基本的なお金の知識を広く学ぶので、自身の家計管理や生活設計などに活かしたり、家族や友人の相談に乗ることもできます。
基礎的な内容とはいえ、学んだことのない人にとっては専門的な知識です。
2024年から始まった新NISAや、拡充されることが話題のiDeCoなどにおいても、税制面や金融資産運用としての内容、ライフプランニングと資金計画の知識などで身近な人のサポートができるでしょう。
少し前に老後2000万円問題なども話題になりましたが、
それって本当?
2,000万円も必要?
2,000万円で足りる?
など具体的なシミュレーションもFP3級の知識があれば可能になります。
銀行や保険関係の仕事をしている人は業務に活かすこともできます。
会社から資格取得を命じられるケースもあるかもしれません。
これから金融関係の仕事に就こうと考えている人にとっては「基本的な知識がある」ことの証明にもなります。
一般的に、資格として就職や転職で有利になるのはFP2級からといわれています。
FP3級は比較的難易度が低く合格率も高いので、「資格」としてのパワーは弱めです。
FP3級を取得すると、FP2級の受験資格が得られるので、就職・転職に活かしたい、ファイナンシャルプランナーとして仕事をしたい、という場合は3級を取得したうえで2級にチャレンジするとよいですね。
勉強方法
所要学習時間
FP3級の学習時間の目安は約100時間といわれています。
とはいっても金融機関に勤めているなどすでにある程度の知識がある人と全くの初学者の場合ではインプットにかかる時間はかなり変わってくると思います。
ぺんぎんママの場合は仕事は金融とは無関係ですが、簿記の勉強をしたことがあったのと、リベ大のYouTubeで多少のお金の知識を得ていたことで学習は少しラクに進められたのかなと思います。
FP3級取ろうかなぁと考え始めてから、実際に試験を受けて合格するまでは5ヶ月くらいかかっていますが、そのうち3ヶ月くらいは何もしていない期間なので実際の学習期間は2ヶ月ほどです。
内訳は1ヶ月くらい「ほんださん」のYouTube、「爆速講義プレミアム」の視聴。
平日はほぼ何もせず、休日に家事の合間に聞き流しをする感じで2周くらい。
このときはまだ試験を受けるか決めかねている状態でした。
その後やっぱりちゃんと資格取得しようと決心して「FPキャンプ」に入会。
1ヶ月の学習期間を経て2月9日(日)に受験しました。
この期間は前半2週間は1時間程度の動画視聴(聞き流し含む)、後半はそれに加えて問題集を解くなどの演習を週に数回、1回あたり30分~1時間程度を行いました。
ざっくりとですが、動画視聴・問題演習等合わせて総学習時間は50~60時間くらいかなと思います。
独学かスクールか
結論からいうとFP3級は独学での取得が可能な資格です。
自学自習が苦にならない人なら市販のテキストと問題集や無料のYouTube動画などで十分に対応できると思います。
独学のメリットはなんといっても低コストなこと。
大手資格スクールでFP3級の対策講座を受講すると平均約1万~2万円程度の費用がかかりますが、独学であればその費用を大幅に抑えることができます。
また場所や時間にしばられず、自分のペースで学習を進められるところもメリットといえそうです。
一方でスクールを利用するメリットは
・必要なもの一式がきちんとそろう
・学習の進め方を迷うことがない
・分からないところの質問ができる
など、独学にはない手厚いサポートです。
何から始めていいか分からない、どう進めていいか分からない、自分だけで理解できるか不安、そんな人にはスクールの利用がおすすめです。
費用面でのメリットが大きい独学の場合も、最低でも問題集の購入はした方がよいでしょう。
知識面はテキストがなくてもYouTubeなどである程度理解できますが、試験までに問題演習は必要になります。
特に計算問題は実際に解いて慣れた方がよいので問題集は必須です。
市販の問題集は1冊約1,500円~2,000円程度です。
そうなると断然オススメなのが「FPキャンプ」。
31日間使い放題の便利で豊富なコンテンツが990円。
問題集やテキストを1冊買うより安い金額で、FP3級合格に必要なレベルの知識が十分に身につきます。
個別の対応こそないものの、学習の進め方のアドバイスまでしてくれるので、どんなペースで取り組んだらいいのかも迷うことがありません。
学習の進め方
ぺんぎんママがFPキャンプに入会したあと、実際にどのようなペースで勉強したのかを3つの期間に分けて紹介します。
入会~10日目頃
☆知識編「爆速講義プレミアム」の視聴(聞き流し)…1日30分~40分くらい
朝の身支度をしながら1日あたり2、3本の動画を視聴。
休日は1.5時間くらい見ていたときもあったと思います。
☆毎日送られてくるメルマガの一問一答(10問)にチャレンジ
11日目頃~20日目頃
☆計算問題編の動画視聴開始。
これまでと同じく朝の身支度をしながらの30分程度聞き流しと、仕事の休憩中にちゃんと画面を見ながら40分くらい。
☆メルマガの一問一答も継続して行いました。
21日目頃~最終日(31日目)
☆オリジナル問題集や一問一答問題集などで、学んだことが身についているかをアウトプットしなから確認しました。
この時点で正答率は約9割。
おそらく大丈夫だろう、と判断して試験日の1週間くらい前に受験の申し込みを行いました。
☆最終日まで送られてきたメルマガの一問一答ももちろん最後までやりきりました。
毎日メッセージと問題が届くことで、モチベーションを保って継続することができました。
☆最後の2、3日でCBT体験の模擬試験も実施。
紙の問題・解答用紙でない試験は初めてだったので、事前に体験してイメージできたのはよかったと思います。
試験の受け方
試験実施日
FP3級の試験はCBT(Computer Based Testing)試験というパソコンで実施される試験です。
実施されているテストセンターが各地にあり、試験は毎日実施されています。
会場によって実施している曜日や選べる時間帯が異なるので、都合の良い試験会場・日時を選択して申し込むことができます。
当日の様子
ぺんぎんママの受験会場はビルの6階にあるテストセンターでした。
エレベーターで上がり、指定された場所に向かうと受付があり、何の試験を受けに来たのかを聞かれました。
同じ会場内でFP3級だけではなく、簿記やTOEICなど他の資格試験も実施されていたようです。
まずは受付で名前を伝えて本人確認書類を提示。
最初は学科試験の受験です。
注意書きの用紙を渡され、サインをしました。
予約の時間より早く到着しましたが、「お席の準備できていますので、今から受けてもらえますがどうされますか?」と聞かれたので、そのまますぐに受験させてもらうことに。
荷物は貴重品からポケットの中のものまですべて鍵付きのロッカーに入れないといけません。
腕時計も外します。
準備ができたら再度係の人に声をかけ、試験を受ける部屋に案内されました。
受け取った筆記用具と案内のプリント、メモ用紙を持って指定された番号の座席に座ります。
パソコンの画面から受験する試験を選択し、書類に記載のID・パスワードを入力すると試験画面に遷移します。
最初にCBT試験についての説明と簡単な練習画面があり、練習画面を終了すると本試験が始まります。
試験中にも他の受験生が部屋を出入りすることがあるので、気配や物音が気になる場合は備え付けのヘッドフォンをつけることもできます。
試験問題は一問ごとに次の画面に進みますが、後から見直したい問題にはチェックをしておくことができます。
自信のない問題はチェックをつけておくと後からの見直しに便利です。
全ての問題を解き終えて見直しも終了したら、試験時間が残っていても途中退出可能です。
画面で終了操作を行うとすぐに試験結果が表示されます。
結果レポートの出力ボタンを押し、ログアウトして退出します。
受付に貸し出されていた筆記用具とメモ用紙を返却し、出力された結果レポートを受け取ってまずは学科試験の終了です。
計算などに使用したメモ用紙も持ち帰り不可なので必ず返却しましょう。
続けて実技試験があるので、予約時間を確認されます。
こちらも予約時間までかなり余裕がありましたが、時間を待たずにすぐに受験可とのこと。
同様に注意事項の確認でサインをし、必要なものを受け取って試験室へ。
学科試験とは違う席に案内されましたが、同様に実技試験用のID・パスワードを入力して同様の手順で受験しました。
学科・実技試験とも終了したらこの日は終了です。
合格発表
試験結果(得点)は受験当日その場ですぐに分かりますが、合格証は後日郵送になります。
受験日の翌月中旬頃に送られてくるということです。
受験当日に受け取る結果レポートには、「合格基準は6割」という記載はありますが、「あなたは合格です」とは書かれていません。
一応、合格発表は結果郵送をもって、ということでしょうか。
合格証が手元に届いたら、晴れて「ファイナンシャルプランニング技能士3級」を名乗ることができるようになります。
資格取得でゴール!ではなく、勉強したことを日常生活に活かしていけるといいですね。
そのうえで、いずれ2級にもチャレンジできればいいなと思っています。
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