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【マウンテンライトジャケットの洗い方】ゴアテックスアウターを家で洗濯してみました

ぺんぎんのつぶやき。

こんにちは、およげないペンギン、ぺんぎんママです。

先日の大雪で、愛用のノースフェイスのマウンテンライトジャケットがずぶ濡れになってしまいました。
かなりヘビーに着倒していたので汚れもたまってきていたようで、撥水力も低下し、表面がグッショリ。
これは乾かしただけでは生地にもよくなさそう…。

ということでマウンテンライトジャケットを洗うことに。

暖かくなったらクリーニングに出そうと思っていたのですが、まだまだ寒いこの季節、クリーニングでしばらく戻ってこないのは困ります。
ちょっと不安もありましたが、調べながら家で洗うことにしました。

やってみると意外に簡単だったので紹介します。

マウンテンライトジャケットは家庭で洗濯できる?

THE NORTH FACE(以下ノースフェイス)のマウンテンライトジャケットは「GORE-TEX PRODUCTS  2層素材(以下ゴアテックス)」を使用した防水性の高いジャケットです。
防水透湿性防風性を兼ね備えていて寒い時期や急な雨にも対応できる高性能なアウターです。

マウンテンライトジャケットってそもそも洗えるの?

ゴアテックスって洗わない方がいいって聞いたことあるけど…

そんな人もいるかもしれません。

ぺんぎんママも昔ゴアテックスのモンベル社のレインウェアをクリーニングに出そうとしたら店員さんに保証できないから引き受けられないって断られたことがありました。
もう10年くらい前の話ですが…。

結論、マウンテンライトジャケットは洗えます!
それも、家庭で簡単に洗濯できます。

ゴアテックスの公式ホームページでも、頻繁な洗濯を推奨しています。
洗濯を繰り返すと防水性や撥水性が損なわれたり、生地が傷んだりしそうなイメージを持つかもしれませんが、ゴアテックスに使用されている生地はとても耐久性が高く、洗濯で劣化するようなことはないそうです。
むしろ、汚れがたまった状態で放置する方が生地にとっては悪影響とのこと。
表面に汚れが付くと透湿性が低下したり、内側の汚れがたまると止水テープがはがれて防水性が損なわれたりするようです。

ぱっと見では汚れていないように見えても、表面は雨やほこり、内側は汗や皮脂などで意外と汚れているもの。
家庭で洗ってOKとのお墨付きを得たので、さっそく洗濯してみることにしました。

実際に家で洗濯してみました

必要なもの

大きめのたらいやバケツ
液体洗剤(漂白剤・柔軟性分の入っていないもの)
ぬるま湯(40℃以下)

洗濯機でも洗えるようですが、今回はマウンテンライトジャケット1着だけの洗濯だったので手洗いにしました。
使用したのはスノーピーク ジャンボキャンプシンク(25L)

洗剤は液体洗剤が推奨されています。
粉末のものだと溶け残りが生地に残ってしまうことがあるのでよくないようです。
柔軟剤や漂白剤は撥水機能を低下させる原因になるためNGとのこと。

また、水よりもぬるま湯の方が皮脂汚れなどが落としやすいためおすすめです。
洗濯表示に従って、40℃以下のものを使います。

洗い方

洗う前に洗濯表示を確認しましょう。
今回ノースフェイスのマウンテンライトジャケットを洗濯しましたが、似たようなアウターでもメーカーによって取り扱いが異なる場合があります。

ジャケットのジッパー、面ファスナーなどはすべて閉めます。

襟や袖口など、特に汚れが気になる部分は先に予洗いをしておきます。
その際、ゴシゴシこすると生地が傷んでしまうので、汚れを浮かすように優しく洗います。

バケツやたらいに40℃以下のぬるま湯を張り、液体洗剤を溶かします。
その中にジャケットを軽くたたんだ状態で沈めます。
そのまま5分ほどつけておくと汚れが浮き上がってきます。

本当は軽くたたんで入れたらよかったのですが、ザブザブ突っ込んでしまいました

つけ置きのあと、優しく押し洗いをします。
最初にたたんでいた内側も洗えるよう、内外を逆にたたみ直してさらに押し洗い。

バケツがベージュ系の色なので分かりづらいですが、思った以上に汚れていたことが分かります。

結構水が濁っているのが分かります

すすぎ

洗い工程が終わったら排水し、きれいな湯に入れ替えてすすぎを行います。
洗剤のすすぎ残しがないように、3回くらいお湯を入れ替えてすすぎました。

乾燥

すすぎ終わったジャケットは手で軽く脱水して日陰で吊り干しをします。
ギュウギュウ絞ると生地が傷むので、たたんだ状態で押して水を切るくらいで十分です。

お風呂の椅子の上で水切り

今回は、次の日にすぐ着たかったので、浴室乾燥にかけました。
形を整えてハンガーにかけ、乾燥スタート。

この時点ではかなり水が滴っていました

最初はポタポタと水が滴るほど濡れていましたが、1時間ほどで表面はかなり乾いていました。
内側はまだまだしっかり濡れていたので、裏返してさらに2時間。
そのまま放置していましたが、よく朝起きたら表裏ともしっかり乾いていました。

仕上がりは?

汚れ落ち

全体として見た目に気になるほどの汚れはありませんでしたが、洗濯してみると意外と汚れていたことに驚きました。

女性あるあるかもしれませんが、襟元は化粧品などの汚れが付くこともあるので、その部分もキレイになったのでスッキリしました。

撥水(はっ水)

普段の着用時には気になっていませんでしたが、今回雪でずぶ濡れになったことで撥水機能が低下していたことに気づきました。
最初の頃は急な雨でも表面の水滴を払うだけで乾いていたのが、水分が生地に広がってベチャっとした状態になってしまい、これは洗わないと!と今回の洗濯になりました。

今回の洗濯後は、改めて撥水処理などはしていないのですが、以前のように水をはじいてくれるようになりました。
まだ比較的新しいので、表面が汚れていただけで生地自体の撥水機能は損なわれていなかったようです。

乾かした後に熱処理をすることで撥水機能が回復するようなので、浴室乾燥を使用したのもよかったのかもしれません。
浴室乾燥がなければ乾いた後にあて布をしてアイロンをするのがよいようです。

マウンテンライトジャケットのメンテナンスまとめ

デイリーのケアは家庭洗濯で十分

漂白剤や柔軟剤は使用できないため、普段の洗濯ものとは分けて洗う必要がありますが、やってみると意外と簡単に家庭での洗濯ができることが分かりました。
今回かかった所要時間は約30分(乾燥を除く)。
準備:5分
予洗い・つけ置き:5分
洗い:5分
すすぎ:10分
脱水:5分

乾燥も浴室乾燥に任せておいたらほぼ手間なし。
浴室乾燥がない場合は、風通しのよい日陰での吊り干しで乾かすことになるので、乾くまでの時間は長めに見ておいた方がよいかもしれません。

洗剤については、アウトドアウェア用の洗剤や撥水剤なども市販されているので、そういったものを使用するとより仕上がり面では効果的かも。
今回は普段の洗濯に使用している家庭用の通常の液体洗剤を使用しましたが、全く問題はありませんでした。

たまにはプロに任せるのもアリ

ゴアテックスの公式ホームページには、ゴアテックスアウターの洗濯頻度について、
「キャンプファイヤーの煙、調理臭などの不純物などの汚れを除去するために頻繁に衣服を洗ってください。」
と記載されています。

具体的には「雨や雪で濡れたとき」「アウトドアで着用し、煙やほこり・ニオイがついたとき」は洗濯をするのがよいでしょう。
気になる汚れがなくても、1ヶ月に1度くらいは洗濯をするのがおすすめです。

一方、シーズンオフのしまい洗いはプロに任せるのもアリ
家庭での洗濯では落としきれない汚れを落として、来シーズン気持ちよく着用することができます。

家庭での洗濯で撥水機能が回復しない場合も、プロに依頼するタイミングです。
クリーニングとともに撥水処理もしてもらうことで新品同様によみがえらせられるでしょう。

決して安くはないマウンテンライトジャケット。
適切なメンテナンスをして、大切に長く着用できるとよいですね。

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