こんにちは、およげないペンギン、ぺんぎんママです。
老後資金の準備、できていますか?
少子高齢化と言われてはや何年?!年金制度がヤバい、将来自分たちが老後を迎える頃には年金はもらえないんじゃないか、なんて話、聞いたことはないでしょうか。
おそらく、今後20年や30年で年金制度そのものが崩壊して「年金がもらえない!」「納めてきた年金保険料は全部水の泡…」なんてことにはならないと思いますが、このままのペースで少子高齢化が進めば少しずつ保証内容が縮小されていくことは避けられないでしょう。
例えば…
・もらえる年金額が少なくなる
・受給開始年齢が遅くなる(現在は65歳からもらえますが70歳とかになるかも?)
辺りは容易に想像できますね。
人生100年時代と言われるこれからの時代、お金の心配をせずに老後を過ごすには、公的年金だけでは心もとないのが現実です。
ってことは、自分で備えておくことがこれまで以上に重要ということ。
わが家では2年半前にぺんぎんママが正社員になったのをきっかけにiDeCoをスタート。
同時にぺんぎんパパの分も資料請求していましたが、彼は腰が重くスタートできていませんでした。
そのまま放置すること2年あまり…。
今回、保険料の見直しをきっかけに浮いた資金で始めてみたら、と促してみたら
「やってくれるなら任せるよー」
との返事。
iDeCo口座を開設するところからスタートすることになったので、そのあれこれをまとめてみました。
「iDeCo、始めてみようと思うけど、何からやったらいいかわからない」という人の参考になれば幸いです。
そもそもiDeCoって?という人向けには、また機会があれば別記事で紹介できたらと思います。
iDeCoの始め方4ステップ
iDeCoは人によって利用できない場合かあったり、働き方などによっていくらまで運用できるかの金額が異なったりします。
自分がiDeCoを利用できるのか、月々どれくらいの金額を拠出(掛金の積立て)できるのかなどはあらかじめ確認しておきましょう。
その上で「よし、iDeCo始めよう!でもまず何をすれば…?」という方向けの解説です。
えっ?iDeCoって誰でも利用できるんちゃうん?
自分は利用できるんかな?
って人はこちらをご確認ください。
iDeCoの概要 (厚生労働省サイト)
金融機関を決める
iDeCoの口座は1人1つしか持てません。
NISA口座を持っている人は同じ金融機関にしてもいいですし、投資したい商品を取り扱っている金融機関という目線で選んでもOK。
iDeCoの利用にはいくつかの手数料がかかりますが、どこで開設しても金額が変わらない手数料と、金融機関によって負担が大きく変わる手数料があります。
比較サイトなどで確認し、手数料をムダに多く払わないように気をつけましょう。
老後に向けて長期にわたり運用する前提のiDeCoなので、保有期間中にかかるコストはバカになりません。
わが家ではネット証券の業界最大手の一つで、手数料が安く取り扱い商品も多いSBI証券を選びました。
ちなみにぺんぎんママは、iDeCoのあとに始めたNISAの口座は楽天証券で開設しました。
楽天証券もネット証券業界最大手の一つですし、個人的には管理画面も初心者フレンドリーで見やすくおすすめです。
口座を開設する
利用したい金融機関が決まったら口座を開設します。
証券総合口座を一緒に作ることもできますが、iDeCo口座のみの開設も可能です。
口座開設はWeb申込・郵送での申込が可能です。
Web申込の場合は、こちらからの郵送物はないのでスピーディーです。
勤務先に作成してもらう書類があるので、こちらは先にダウンロードして用意しておくのがおすすめです。
郵送の場合は、資料請求をすると書類を送ってもらえるので、必要事項を記入して返送します。
わが家では2年半前に一緒に資料請求していて、その時はぺんぎんママだけiDeCoをスタートしました。
そして今回、放置したままだったぺんぎんパパの書類に記入、申込をしたのですが…年月が経ちすぎてて書式などが変わっていたようで、書類不備で受け付けてもらえず。
再度書類を作成し直すことになりました。
勤務先の担当の方にもお手間をかけてしまいました…(ゴメンナサイ)。
書類は最新のものを用意しましょう!
ID・パスワードを受け取る
申込後、資格の確認や手続きが完了すると、「加入者サイト」にログインするためのID・パスワードが郵送されてきます。
加入者サイトにアクセスし、届いたIDと初期パスワードでログインします。
初めてのログイン後は、メールアドレスの登録とパスワードの変更を早めに済ませてしまいましょう。加入者サイトのログイン画面はブックマークなどをしておくのがおすすめです。
運用を開始する
申し込み時に掛金の配分設定をしていなかった場合は、ページ中ほどの「掛金の配分割合を指定する」から進み設定をします。
iDeCoには色々な運用商品があり、自分でどの商品で運用するのかを決める必要があります。
「外国株式」「国内株式」「外国債券」「国内債券」「不動産」「金」「銀行預金」などがあり、それらを組み合わせた商品もあります。
自分の目的やリスク許容度に応じて選びましょう。
とはいっても多くの商品からどう選べばいいのか全く検討がつかないという方は、下記を参考にしてみてください。
運用期間が20年以上ある30代以下の方は株式インデックスファンド
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
⇒アメリカの主要な500社の株の値動きに連動する成績を目指す株の詰め合わせパック。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
⇒先進国も新興国も含んだ全世界の株の詰め合わせパック。ただし日本株は含まれません。
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
⇒日本の上場株式2000社以上が含まれた株の詰め合わせパック。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
⇒先進国も新興国も含んだ全世界の株の詰め合わせパック。eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とは異なり、日本株も含まれています。
20年以上の長期運用ができる30代~40代前半くらいまでの方は、リスクをとって株式インデックスファンドを選んでみてはいかがでしょうか。
一般的にハイリスクと言われる株式ですが、広く分散されたインデックスファンドで15年以上運用すると、元本割れのリスクはほぼ0になると言われています。
インフレリスクに備えるためにも、株式での運用は選択肢のひとつとしておすすめです。
運用期間が10年~20年程度の40代半ば~50代半ばの方は債券も組み入れて
ハイリスクと言われる株式インデックス投資でも、運用期間が長ければ元本割れリスクがかなり軽減できるとお伝えしましたが、運用期間が短い場合はやはりリスクが気になります。
老後が少しずつ近づいてくる40代半ば以降は、値動きの幅が比較的穏やかな債券ファンドを組み入れてみてもよいかもしれません。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
⇒先進国の債券の詰め合わせパック。株式ほどの値動きはなく安定している傾向ですが、日本の債券よりは利回りが高いのが魅力。ただし為替のリスクには注意が必要です。
eMAXIS Slim 国内債券インデックス
⇒日本国内の債券詰め合わせパックです。海外債券より期待リターンは劣りますが、為替リスクがない点が魅力です。
50代半ば以降は債券の比率を高めてリスクを抑える
老後を迎え、積み立てた資産を受け取る時になって大きな暴落相場が来てしまった場合、株式中心の資産だと大ダメージを受けてしまいます。
iDeCoの受け取り開始時期は60歳~75歳の間で選ぶことができます。
例えば65歳から受け取ろうと思っていて、ちょうどその時に暴落が起こって資産が減ってしまった…!という場合は、相場が回復するまで待って70歳からの受け取りに変更、ということはできます。
でも遅くても75歳までには受け取り開始しないといけないし、そもそも「公的年金だけじゃ老後資金足りなーい!」と思ってiDeCoの積立をしてきたのに予定していた時期に受け取れないと困りますよね。
そのリスクに備えて、老後が近づいてきた50代半ば以降は、値動きが比較的穏やかな債券の比率を高めておくと安心です。
また、どの年代でどんな商品を検討する場合も、手数料(信託報酬)の安いものを選ぶようにしましょう。
リターン(利益)は運用成績によって変わりますが、手数料は利益が出ていなくても必ずかかる費用です。
上で紹介したeMAXIS Slimシリーズは信託報酬が最安クラスに抑えられているためおすすめです。
iDeCo簡単スタートまとめ
老後資金、何か対策をした方がいいんだろうけど、何から始めたらいいんだろう?iDeCoってよく聞くけどなんか難しそう…
そう思って最初の一歩がなかなか踏み出せない方もいると思います。
でも、実際に始めてみると「こんなもんか」「これならもっと早く始めておけばよかった」となるものです。
最初の一歩、Web申込のボタンクリックか資料請求さえしてしまえば、あとは証券会社がこれでもかっていうくらい丁寧な説明を用意してくれています。
始めるのはカンタン、次の4ステップです。
STEP1 準備
まずは金融機関を決める→SBI証券か楽天証券でOK
STEP2 口座の開設
証券会社のホームページからiDeCo開設の申込ボタンをクリック。(Web申込がスピーディーでおすすめ)
→必要事項の送信
→個人情報・掛金引き落とし口座・個人年金番号などの登録、企業等にお勤めの場合は事業主の証明書の準備(ここだけちょっと面倒です)
STEP3 審査完了
ID・パスワードの受領(申し込みのタイミングによっては届くまでに日数がかかる場合もあります)
→ログイン・初期設定(メールアドレス登録・初期パスワード変更)
STEP4 運用開始
掛け金の配分などを設定し運用スタート
一度設定してしまえば毎月の掛金は口座から引き落としなので特にすることはありません。
時々(年に1回程度)資産配分の見直しを行ったり、掛金の金額変更をしたい場合は手続きを行ったりという程度で基本ほったらかしです。
むしろ老後に備えた長期での運用が前提なので、日々の値動きを気にしたり、しょっちゅう投資商品を変更したりせず放っておくくらいでちょうどいいです。
5歳ごとくらいの年齢の節目やライフスタイルが変わったときなどに金額や配分を見直せばOK。
我が家でも夫が重い腰を上げてくれたので、ようやく夫婦2人ともiDeCoでの老後資金準備ができるようになりました。
2人とも40代になってからのスタートで、運用期間はギリギリ20年ちょいとれるかというところ。
時々リスクの取り方を見直しつつ、老後への備えをしていきたいと思います。
資産運用は早く始めるほど有利といいます。
それは「複利」の力が働くから。
「貯金」しかしていない人は、節税しながら資産形成できるiDeCoを始めてみませんか。
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