こんにちは、およげないペンギン、ぺんぎんママです。
このブログを始めたきっかけは、漠然としたお金の不安を抱えていた時にYouTubeの「リベ大」に出会ったこと。
リベ大では、「再現性の高い方法で誰もが資産5,000万円超の”小金持ち”になれる」ことを目指し、お金を守る5つの力「貯める」「増やす」「稼ぐ」「使う」「守る」を鍛えるための情報が日々提供されています。
その中で出会った考え方やお金の知識はこれまでなんとなく不安を抱えながらも特に何の行動も起こしてこなかった自分の意識を変えてくれました。
まず取り組んだのは格安SIMへの変更。
付き合いもあり、長くauを使用していましたが夫婦でUQモバイルに乗り換えました。
その後iDeCoや新NISAを開始。
入るのが当たり前と思っていた保険も見直して一部を解約しました。
「貯める」「増やす」「守る」力は少しずつ育ってきたけれど、夫婦とも会社員の我が家では「稼ぐ」力を鍛えるのはなかなか難しいもの。
高収入×高収入の共働き夫婦をパワーカップルと呼ぶなら、我が家はパワー不足カップル、非力カップルといったところでしょうか。
そんな中、ぺんぎんママが今取り組んでいるのがファイナンシャルプランナー3級(FP3級)の資格勉強です。
もともとお金に関する知識には興味があり、リベ大のYouTubeを見るのもとても楽しかったため、ふと勉強してみようと思い立ったのがきっかけです。
でも、勉強し始めるとこんな疑問が…。
「FP 3級の資格って取ったところで何かプラスになることある?」
同じような疑問を持っている人、いるんじゃないでしょうか。
FP試験や資格のことを調べようとGoogle検索に「FP 3級」と入れると関連ワードで「FP 3級 意味ない」などと出てくるのを見たことがある人もいるかもしれません。
せっかく勉強しようと思ったのに「意味ない」なんて言われると、モチベーション下がっちゃいますよね。
そこで、今まさにFP3級勉強中のぺんぎんママなりに
FP 3級が意味ないと言われる理由
本当に役に立たない・使えない資格なのか
を考察して、これからの勉強にどう向き合っていくかを考えたいと思います。
FP3級ってどんな資格?
FP(ファイナンシャルプランナー)3級は、合格すると「3級ファイナンシャルプランニング技能士」を名乗ることができるようになる国家資格です。
ファイナンシャルプランナーは、個人の人生計画をお金の面から分析・サポートする仕事です。
家族構成、資産状況などを聞き取り、相談者の価値観を踏まえながら希望するライフスタイルの実現を後押しします。
そのためには、税金や保険、不動産や相続など多岐にわたるお金の知識が必要です。
FP は3級、2級、1級があり、3級は入門編といえる位置づけです。
受験資格もなく、合格率も高く比較的短い勉強時間で取得することができるため、お金の勉強をしたい人に人気のある資格です。
ファイナンシャルプランナーとは(日本FP協会HP)↓↓
FP3級は取っても意味ないって本当?
2024年4~9月の6ヶ月間で、FP 3級は約3万5千人が受験し、約3万人が合格しています。
それだけ人気のある資格ということですが、取得者が多い=誰にでも・簡単に取れる=意味がない、と考える人もいます。
医師や弁護士などの資格と異なり、FP資格自体が即仕事になるわけではありません。
銀行員や保険の営業マンが仕事上に必要な知識を深めるために、または会社からの指示で取得するケースが多いでしょうか。
中でも3級は入門的な位置づけのため、その他の資格(簿記など)や実務経験がないと就職や転職に有利になるほどのインパクトはないでしょう。
FP 3級の試験は学科と実技に分かれています。
学科はライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6分野が出題されます。
実技は個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務、資産設計提案業務から1つを選択して受験します。
学科・実技とも6割の得点が合格ラインで、合格率は約8割です。
幅広い知識が問われますが深い理解までは求められず、回答も選択式のため要領のいい人なら「なんとなくの知識」でも受かってしまうかもしれません。
- 幅広い知識が問われるため勉強の範囲が広い→それなりの学習時間が必要
- 広く浅い知識しか身につかない→仕事に活かすには心もとない
- 受験者が多く合格率も高いため資格に希少性がない→就職・転職に役立たない
このあたりが「FP3級は意味がない」と言われてしまう理由です。
こんな時に使える!FP3級
仕事上での実用性が低いとされてしまうFP3級ですが、全く役に立つ場面がないのかというとそんなことはありません。
今の世の中お金の知識を持たずに生活していると、知らず知らずのうちに損をしてしまうことがたくさんあります。
- 健康保険の知識がないばかりに不要な生命保険や医療保険に入ってしまう
- 年金の仕組みを知らないばかりに年金制度は破綻する、という噂を信じて国民年金保険料を払わない
- 税金の知識がないばかりに効果的な節税ができず手取り収入が少なくなる
FP3級の学習は知っているだけで得をする、身近なお金の知識がたくさん得られます。
物価が上がるのに給料は横ばい、社会保険料や税金の負担はどんどん重くなる…。
こんな現代において個人がお金を守る知識を身につけることは必須になってきています。
「資格」としてのパワーは弱いかもしれませんが、「知識」としての価値はむしろこれまでより高まっていると言えます。
- 家計の見直しスキルが高まって貯蓄上手になる
- 投資や資産運用の知識で資産を増やす力が育つ
- 年金や保険制度を知って正しい老後への備え方が分かる
- 家を買うとき、子どもが生まれたとき、親が亡くなったときなど、大きなライフイベントの際にお金の流れや考え方が分かる
挙げればきりがないほど、役に立つ場面はたくさんあります。
周りに流されずに勉強がんばろう
FP3級の資格は、それだけで就職や転職に役立ったりFP(ファイナンシャルプランナー)を名乗って仕事ができるというものではありません。
比較的取得しやすく、知識も広く浅くになるため、資格の希少性や市場価値が高くないためです。
一方で私たちの生活から切り離すことのできないお金の知識を体系的に学ぶことができる点はとても魅力的です。
知らない人は税金などを無防備に取られているけど、知っているだけで得をするような「大切なお金を守る」知識を身につけられます。
FP3級を取得すると、FP2級の受験資格を得られます。
「資格」としての価値を高めたい人は、まず3級を取得して上位級を目指すのもいいですね。
せっかくFP3級の勉強を始めようと思ったのなら、「意味ない」「稼げない」などのネガティブな言葉に惑わされず、自分の生活をよくする知識を身につけるんだ!という気持ちで頑張りましょう!
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