こんにちは、およげないペンギン、ぺんぎんママです。
夏から秋にかけて、各大学のオープンキャンパスが多く開催される時期になります。
高3息子の母であるぺんぎんママが受験生保護者の視点から、オープンキャンパスに初めて参加する人の気になるポイントとおすすめの回り方を解説します。
気になる点
何年生から行くべき?
オープンキャンパスって高3で行くもの?
高1、高2でも行っていいの?
とお悩みの高校生、保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
結論、何年生からでもOKです!
むしろ早くから見に行って損になることはないので、高1、高2の時間に余裕があるときにぜひ足を運んでください。
オープンキャンパスがどんなものかイメージがつかめますし、志望校の検討にじっくり時間をかけることができます。
高3になると想像以上に月日の過ぎるのが早いですし、受験勉強の時間を削って足を運ぶのが負担になる場合もあるかもしれません。
早めの参加がおすすめです。
何校くらい行くの?
上記のように高1、高2からオープンキャンパスに参加する場合は、比較的時間にも余裕があるので、気になるところを片っぱしから見て回るのもアリだと思います。
実際に学校の雰囲気を肌で感じることで、HPやカタログなどでは分からない「自分に合っていそうか」という判断がしやすくなります。
高3で初めて参加する場合は、そこまで時間をかけられないため、ある程度志望校を絞りこんで行くのが効率的です。
平均3校程度参加する人が多い様子。
本命校と併願校の最低2校は見ておくとよいですね。
実際の雰囲気はやや分かりづらくなりますが、WEB開催のオープンキャンパスをやっている場合もありますので活用するのもおすすめです。
誰と行く?
高校の友人と行く人が一番多いとは思いますが、保護者と来ている人、一人での参加も珍しくありません。
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
友人と行くメリット・デメリット
メリット
・大学生活のイメージを広げやすい
仲のよい友人と憧れの大学に行くことで、入学してからの生活のイメージがわきやすいかもしれません。
どんな授業を取ろう、こんなゼミ面白そうだな、なんて話をしたり、サークルや学食を見に行くのも友人と行くと楽しそうですね。
・受験勉強へのモチベーションが高まる
同じ受験生の友人と一緒に志望校のオープンキャンパスに行くことで、より勉強へのモチベーションが高まります。
オープンキャンパスでは学校説明、学部説明はもちろん、入試制度の丁寧な解説もあります。
学校によっては過去問をもらえたりもします。
同じ目標を持った友人と(たとえ志望校が違っても!)大学を見に行くことはよい刺激になります。
・同年代の率直な意見を交換できる
学校・塾の先生や親はどうしても「大人の視点」で志望校を判断してしまいがち。
偏差値とか、就職率とか、通学手段や学費も気になるところ。
もちろんこれらも大切なポイントではありますが、実際に受験し、入学するのは自分自身。この学校に本当に自分のやりたいことがあるか、4年間の大学生活を自分らしく楽しく過ごせそうか。
それはやっぱり自分自身で感じて判断するのが一番ですよね。
友達同士なら「大人の視点」抜きに志望校の魅力や、逆に気になる点を話したりもできそうです。
デメリット
・自分の興味のある学部やコーナー以外に時間を取られる場合がある
一緒に行く友達が志望校・志望学部まで全く同じとは限りません。
むしろ稀なケースですよね。
その場合、自分が興味のない学部の説明や見学に付き合う時間が出てきます。
限られた時間で色々見て回りたい場合、時間が足りなくなってしまう可能性があります。
一方、志望学部が絞り込めていない場合は、あまり興味はなかったけれど友達と一緒に行ってみたら意外と自分に合っている分野が見つかった!ということも考えられるのでデメリットばかりとは言えないかもしれません。
・「楽しかったー」で終わってしまうと意味がない
大学のオープンキャンパスは色々な企画が用意されており、キラキラした大学生たちが各所で案内や説明をしてくれます。
憧れの大学に友達と行くとテンションも上がり、あっという間に時間は過ぎていきます。
擬似大学生活を体験することで、受験勉強へのモチベーションが上がればいいのですが、ただ「楽しかったー!」で終わってしまってはオープンキャンパスへ行った意味は半減以下です。
下で紹介するおすすめの回り方も参考に、目的意識をもって参加してくださいね。
保護者と行くメリット・デメリット
メリット
・保護者と目標の共有がしやすい
自分がどんな学校のどんな学部にどんな魅力を感じているのかを保護者にも知ってもらうことで、目標の共有ができることはメリットのひとつといえます。
親は子どもの一番の応援団ですからね。
・入試制度などを理解してもらうことで対策を立てるときのフォローをしてもらえる
大学の入試制度ってホントに複雑です。
様々な推薦制度、一般選抜、共通テスト…どれが自分に関係あるのか、それぞれにどう対策するのか。
日程の組み方もいろんなパターンを考えなくてはいけません。
もちろん学校や塾で手厚いフォローはあると思いますが、保護者にも理解してもらっておくに越したことはありません。
・学費やその他の費用などを事前に確認しておける
念願叶って志望校に合格できたら、今度はお金の問題が…!
入学金、授業料あたりは想定していると思いますが、
- 一人暮らしの費用が思ったよりかかる
- 交通費(定期代など)を考えてなかった
- 奨学金の情報を確認してなかった
などなど、予想以上にお金のかかる可能性があります。
合格してから慌てないように、保護者と一緒にお金の面の確認もしておけると安心ですね。
デメリット
・自分の意見より保護者の意見に押されてしまう可能性がある
上でも少し触れたように、保護者はどうしても現実的だったり打算的だったりの視点で見てしまう場合があります。
「おまえの偏差値だと○○大くらいがいいんじゃないか」
「○○大くらい出ておかないと就職で苦労するぞ」
「あなたは国語が得意なんだから理系の学部は合わないんじゃない」
なんて口をはさんでは、自分の時はあーだったこーだったって色々アドバイス(?)をしてくるかもしれません。
でも、実際に4年間通うのは自分。
親が押しの強いタイプの場合、押し負けてしまわないように自分の意見をしっかり持っておく必要がありそうです。
一人で行くメリット・デメリット
メリット
・自分のペースで好きなところを回れる
一緒に行く相手に合わせる必要がないため、自分の気になるところだけを好きなペースで見て回ることができます。
スケジュールぎっちりで朝から夕方まで参加するもよし。
学食やカフェなどで休憩をはさみつつ、ゆったりプランでいくもよし。
本命校なら、初めてのときは誰かと一緒に行き、2回目は前回見られなかったところを一人でゆっくり確認するのもよさそうですね。
・急な予定にも対応できる
事前申込が必要な大学や講座でなければ、当日急に思い立って参加できるのも、一人のフットワークの軽さがあってこそ。
参加前にある程度計画を立てるのがおすすめですが、当日現地で気になった企画や講座があれば思いきって予定変更してみるのも悪くないかも。
新しい発見があるかもしれません。
デメリット
・自分の感覚、考えだけで学校を評価してしまう可能性がある
メリットとデメリットは表裏一体。
一人で行くと自由で、自分の感覚・価値観に従って参加できる一方、思い込みで多角的な視点が持てなくなってしまう可能性もあります。
一人で参加しても、帰宅後に家族に内容や感想を伝えるなど、感じたことを共有できるといいですね。
・性格によっては気後れして積極的に見て回れない場合がある
一人で来ている人も少なくはありませんが、やはり誰かと一緒に来ている人の方が多数派です。
自分だけ一人…というふうに感じてしまうタイプの人は、自由に見て回るつもりが、気後れして何もできずにパンフレットだけもらって帰ってきた、なんてことにならないように気を付けましょう。
参加するときの服装・持ち物は?
服装は、制服・私服どちらでもOKです!
私服で来ている人が多い印象ですが、制服の人も一定数います。
ペンギン息子は私服で行きました。
だらしない格好でなければ、ジーンズにTシャツといったラフな服装で問題ありません。
夏ということもあり、女の子はサンダル姿の子も多かったです。
保護者も、スーツなどで行く必要はなくキレイめな普段着で十分。
ただ、推薦入試を想定して個別面談などを予定している人はもう少しきっちりを意識するとよいかもしれません。
持ち物は、メモ・手帳などと筆記用具、パンフレットを持ち帰れる大きめのカバン。
持ち帰り用の紙袋などは用意してもらえることが多いですが、その紙袋ごと入れられるリュックや肩掛けのバッグがあると便利です。
また、季節によっては教室内などの空調が効きすぎている場合もあるので、薄手の羽織ものがあると重宝します。
個別相談を希望する人は、自分の成績の情報などもあるといいですね。
おすすめの回り方
志望校・学部(学科・専攻)がハッキリしている場合
入試説明→授業体験→個別相談
学校のこと、学部のことはもう十分リサーチ済みの場合は、確認するべきことは大きく以下の2つ。
・入試制度
・授業やゼミの雰囲気
入試制度はホームページやパンフレットでも確認できますが、ぺんぎんママ的には実際に説明を受ける方がイメージしやすかったです。
授業体験は可能であれば関連する学部を複数受けてみたり、気になるゼミの教授が担当される授業を体験してみたりできるといいですね。
先生によって全然違うんです!
ぺんぎんママも息子と一緒に授業体験受けましたが、興味のない分野でもスッと話の入ってくる先生もいればただひたすら眠い授業もありました(笑)
目標がハッキリしているなら、個別相談の活用がおすすめです。
思い描く大学生活が送れるのか、ぜひ直接話を聞いてみてください。
事前予約が必要な場合があるので、確認をお忘れなく。
志望校は決まってるけど学部(学科・専攻)を迷っている場合
学部説明→入試説明→授業体験→在校生の企画・イベント
○○大学に入りたい!でも学部は決められていない…
という人は興味を持てそうな学部・学科や、得意教科を活かせそうな分野の学部説明や授業体験を受けてみましょう。
大学生が企画している学部イベントに足を運んでみるのもおすすめです。
いくつか見るなかで、自分の好きや得意を活かせる学部が見つかると思います。
なかなか見つからない場合は、得意教科で入試を受けられる学部から逆算してみることもできますね。
学びたい方向性は決まってるけど志望校が決まっていない場合
学校説明→入試説明→在校生の企画・イベント→キャンパスツアー
通学範囲・偏差値・大学のブランドイメージなどから何校か候補を挙げ、ホームページや資料請求などで情報収集したら、2~3校程度に絞りこんで足を運んでみましょう。
実際に大学の先生や学生の生の声を聞くことで、学校の雰囲気が自分に合うかなどの判断がしやすくなります。
志望校を悩んでいる場合は学校説明は聞く価値あり!
大学がどのような考え・理念で運営しているのかが分かります。
受験生はもちろん、保護者の方にもおすすめです。
キャンパスツアーは大学の構内を学生スタッフが案内してくれます。
高校とは比べ物にならない広い構内と充実した施設・設備に、こんな大学生活を送りたい!とモチベーションが高まります。
案内役の先輩の体験談なども話してもらえるかも。
初めてのオープンキャンパス参加まとめ
大学受験を予定している高校生は、高3でなくてもできるだけ早めにオープンキャンパスに行ってみましょう。
友達と行っても、保護者と一緒でも、一人でも大丈夫。
それぞれのメリット・デメリットを考慮し、本命校には何回か足を運ぶのもよいですね。
おすすめの回り方はあくまで一例です。
「学校説明」「学部説明」「入試説明」あたりはマストかなーと思いますが、パンフレットやホームページでしっかり情報を取れる人は雰囲気をつかむことに専念するのもありです。
受験生の皆さんがよい学校とよいご縁がありますように…
ぺんぎん息子にもよい学校とよいご縁がありますように…
コメント